ごあいさつ

 本年5月25日に開催されました総会および理事会を経て、会長に就任いたしました。
 昭和43年(1968年)に日本害虫防除連盟として発足し、昭和47年(1972年)に社団法人日本ペストコントロール協会として設立認可された歴史と伝統ある業界団体の舵取りを任されましたことは、誠に光栄であると同時に、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
 当協会はこれまで、生活環境衛生の確保と公衆衛生向上を主な使命として、有害生物の防除および管理に関する技術の向上、普及啓発、人材育成等に取り組んでまいりました。諸先輩方のたゆまぬ努力によって、今日の信頼と実績が築かれておりますことに、敬意と感謝の意を表します。
 近年、気候変動や都市環境の変化、国際的な人の移動の増加などにより、有害生物を取り巻く状況は大きく変化し、単純な有害生物だけではなく、外来生物侵入や新型コロナ等感染症リスクの高まり、鳥インフルエンザや災害発生時の防疫等、私たちペストコントロール業への期待は、ますます増大しています。
 このような時代において、当協会が担う重要な役割は、諸課題や緊急事態への政官業一体となった対応はもちろんのこと、次世代を担う人材にとって魅力的であるように、ペストコントロール業界を発展させていくことです。それと並行して、一般市民の方にもペストコントロールについて認知いただき、ご理解いただけるように、社会的認知度向上を図っていくことです。
 まずは、山口前会長の行ってきた事業を承継し、日本標準職業分類の新規立項にむけ、取り組んで参ります。目指すべきは、ペストコントロール事業を先進諸外国並みに許可制にしていくことであり、その前段階として事業登録制に挑んでまいります。そして、先達者の悲願である国家検定資格の創設についても、実現に向け取り組んでまいります。
 また、社会の安心・安全に引き続き貢献し、社会から一層信頼されるペストコントロール協会を目指して、デジタル技術の活用や環境負荷の低減についても、取り組みを進めてまいります。
 浅学非才ではございますが、全国におられる会員各位の力を結集し、全力を尽くす所存です。業界と協会の発展のため、お力添えくださいますようお願い申し上げます。
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